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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第11章 ~望まぬ再会と動き出す者達~

僕の腕を掴み、この場から走り出す南君。

後ろを見ると、10人組の男達が追いかけて来た。

「おい、待て!」

「逃がすな!」

「絶対に捕まえろ!」

「やっと、見つけたぞ!」

凄い形相で、チンピラの男達が僕達を追い続けている。

「南君、あの人達いったいなんなの?
何か知ってるの?」

走りながら南君に聞く。

「ゴメン、あとでちゃんと全部説明するから!
今は、アイツらから逃げる事に集中して!」

「う、うん」

いったい、何なんだろう…?

「おい、逃げんじゃねえ!」

「待ちやがれ!」

「大人しくしろ!」

「絶対に捕まえるぞ!」

チンピラの男達の目的は、どうやら僕みたいだ。

それに、何かしらの事情を知ってるみたいな南君。

ていうか、これからいったいどうなるんだろう…?

僕は、不安になりながらも南君と一緒に逃げ回る。

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