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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第11章 ~望まぬ再会と動き出す者達~

しかし、逃げ回ってるうちに行き止まりのとこに、行きついてしまう。

「水無月郁、一緒に来てもらおうか」

「え、何で僕の旧姓を…?」

その時、パトカー数台のサイレン音が近くで鳴り響く。

「なんだ!?」

「何で、この近くに!?」

「ナイスタイミングだね♪」

パトカーのサイレン音が段々と近付き、ニヤける南君。

パトカー6台が、10人組の男達の後方に止まって中から、10数人の警官達が出てくる。

「高山警部、大丈夫ですか!?」

「お怪我は!?」

そのうちの1台から、晴希さんと始さんが出て来た。

「晴希さん、始さん!?
……あっ!」

2人の次に、後部座席からガタイの良い警官とヤンス青年も、一緒に出て来る。

「高山、無事で何よりだ」

「ここからは、俺達に任せるでヤンスですよ」

それに、南君の事を高山警部って…。

「南君、きみはいったい…?」

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