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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第11章 ~望まぬ再会と動き出す者達~

あの時は、裏切られた気持ちで絶望した…。

助けたら、自分もイジメられる…。

その気持ちは、わからないでもない…。

でも、それでもやっぱり助けて欲しかった…。

「きみ達は、僕をイジメたアイツら3人と同罪だよ!
止めもせず、助けもせず、ただ見て見ぬフリをして遠くから僕がイジメられてるのを眺めてた!!
アイツらと同レベルの最低最悪のクズだよ!!」

イジメに参加してなくても、見て見ぬフリや黙って眺めたり、面白がったり、止めも助けもしない。

そんな奴らは、イジメっ子達と何も変わらない。

同罪だ…。

「そんな…。」

「郁、俺達も本当に悪かったと思って―――――」

「今頃、謝られても遅いんだよッ…。
僕があの頃、どんな思いをしてたか2人にはわからないだろ!?
いじめっ子達にはイジメられて、周りも面白がって助けてくれず、信じてた親友達にも見捨てられて絶望した僕の気持ちがッ!!」

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