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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第11章 ~望まぬ再会と動き出す者達~

「え、でも」

「良いから早く!!」

俊樹君達に怒鳴る。

「おう、わかった…。」

俊樹君達は、先に他の店へ向かった。

「あの3人、中学の事や父親の事件の事は知らないのか?」

利行君が、3人の後ろ姿を見ながら聞いてくる。

「きみ達には関係ない
今更なんだよ」

「さっきも言ったけど、俺達
中学の時の事を、ずっと謝りたかったんだ」

「郁の事を助けてあげれなくて、ずっと後悔してたんだ…。」

「……。」

今頃、謝られても遅すぎる…。

「用件はそれだけ?
僕、もう行くよ」

「待てって!
本当に、助けれなくて悪かった!」

「郁が酷いイジメを受けてるのに、助けたら俺達もイジメられるって恐怖があってそれで見て見ぬフリをしてた…。」

そう、この2人は僕が酷いイジメを受けてるのに、ずっと見て見ぬフリをしていた。

「そうだ、僕がどんなに助けてって言っても2人は助けてくれなかった!」

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