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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第11章 ~望まぬ再会と動き出す者達~

『家族が亡くなった事がないから、あまり上手く言えないけど…。
家に閉じこもったままじゃなくて、たまには気分転換に外で何かした方が良いと思うんだ』

「でも…。」

それでも、やっぱり…。

『郁君』

次は、南君が通話越しに話す。

『2人の言うとおり、気分転換に何かした方が良いと思うんだよ
途中で帰りたくなったら、帰ったら良いから少しだけでもどうかな?』

「……。」

確かに、このままずっと家にいるのもなんだし、気晴らしにも久しぶりに俊樹君達と会おうかな…。

それに、せっかく気を遣ってくれてるのに、断り続けるのも悪いし…。

「うん、わかった」

『ホント?』

「うん
今から準備したら、そっちに行くね」

『了解!
それじゃあ、待ってるね♪』

3人との通話が終わって、僕は出かける準備を始める。

南君達と会うのも、終業式以来だな。

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