テキストサイズ

腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第10章 ~不穏な前兆の幕開け~

『そうだ
今、俺推しの弟君がそばにいるんだよな?』

「うん」

『その子に代わってもらえるか?
郁の弟君と話してみたい』

「良いよ
ちょっと待ってね」

僕は、隼の方を見る。

「友達が、隼と喋りたいって」

そう言い、隼にスマホを渡す。

「もしもし?」

恐る恐る、通話越しに話しかける隼。

「えっ!?
本当に、本人なんですか!?」

おぉ、凄い驚いている。

「はい、剣君のファンで剣道もやってます!
剣君と話せて、凄い幸せです!」

さっきまで驚いてたのに、隼の表情は嬉しさで満ち溢れていた。

「これからも、ずっと応援します!」

スマホを僕に返す隼。

「剣君が、兄さんに代わってほしいって」

スマホを受け取り、再び剣くんに話しかける。

「剣君、どうもありがとうね」

『別に構わないさ
ただ、翔と筑紫が俺は?僕は?って少し拗ねてたぞ(笑)』

「ははは(笑)
翔君と筑紫に、ゴメンねって伝えといて」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ