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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第10章 ~不穏な前兆の幕開け~

◇角川学園4階・1年B組◇

「へぇー、良かったじゃん♪」

「郁、おめでとう」

「郁君、おめでとう」

翌日、学校で俊樹君と数多君と南君にも、昨日の事を説明した。

「夕陽君も、喜んでくれたよ」

夕陽君にも説明した事と、隼君と隼君の友達もソングボーイズのファンって事も説明する。

さらに、1週間が経った7月下旬の終業式の日。

◇小野家2階・郁の部屋◇

「よし、始めるぞ~!」

放課後、寄り道せずに真っ直ぐ家に帰り、家の片付けをして引っ越しに向けての準備を始める。

その後、昼過ぎには僕の部屋の片付けが大体終わった。

ちょうどその時、スマホの着信音が鳴る。

「隼からだ」

「もしもし?」

『もしもし、兄さん
今、電話大丈夫?』

「大丈夫だよ」

隼からの電話、初めてだから少し驚く。

『今日、兄さんとこも終業式だったんだろう?』

「うん」

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