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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第10章 ~不穏な前兆の幕開け~

「再婚なら良いですよ」

「えっ!?」

僕の一言に驚く渉さん。

「本題=再婚=僕の許しなら予想出来てたので」

「本当に良いのかい?
よく考えてから返事してくれて良いんだよ」

「「……。」」

僕と渉さんのやり取りを、お母さんと隼君は黙って見守っている。

「渉さんと隼君は、お父さんの事と水無月家の過去の事を知っても受け入れてくれたと聞きました」

普通なら、嫌がる人は嫌がるのにこの2人はちゃんと受け入れてくれた。

「それだけで、信用出来ますし充分です
考える必要は、全くありません」

僕は、渉さんと隼君を順番に見る。

「どうか、僕とお母さんをよろしくお願いします
お義父さん、隼」

「郁…!」

涙を流すお母さん。

「あぁ、ありがとう!
郁♪」

「これからも、よろしく!
兄さん♪」

お義父さんと隼は、笑顔で喜んでくれた。

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