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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第10章 ~不穏な前兆の幕開け~

「えっ?」

その、メニュー表を見て驚いた。

そこには、ソングボーイズのコラボキャンペーン実施につき、挑戦者求むと記載されている。

「きつねうどん5玉を30分以内に食べた挑戦者には、8月上旬に開催されるソングボーイズの、プレミアムライブのチケット1枚をプレゼント」

「しかも、1枚で2人までいける特別チケットなんです
僕、ソングボーイズが大好きで…。」

「隼君、ソングボーイズ大好きなの?」

まさかの同志に出会えるとは…。

「郁さんも大好きなんですか?」

「うん!
大好きで、ライブにもイベントにもよく行ってるよ♪」

「本当ですか?♪」

隼君の表情が、パァッと明るくなる。

「本当だよ
ちなみに、僕は有理君推し♪」

「僕は、剣君推しなんです!」

「そうなんだ~」

おぉ~、同志に出会えたのがこんなにも嬉しいとは!

「話が弾んでるようで何よりだ♪」

「本当ね♪」

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