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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第10章 ~不穏な前兆の幕開け~

◇難波・難波レストランの前◇

レストランの前に着くと、1人の男性と1人の男子学生が立っていた。

「優里さん」

「渉さん」

お互いに名前で呼び合ってるって事は、この人がお母さんの交際相手か。

第一印象は、穏やかで優しそうな人。

渉さんと呼ばれた男性は、僕の方を見る。

「この子が、郁君?」

男性は、お母さんに向き直って聞いた。

「ええ、そうよ」

すると、男性は嬉しそうに再び僕の方を見る。

「初めましてだね
きみの事は、優里さんからいろいろ聞いているよ!」

男性は、笑顔で手を差し出してくる。

「きみのお母さんと、お付き合いさせて頂いている文月渉です
よろしく♪」

「息子の、小野郁です
よろしくお願いします」

僕と渉さんは、握手を交わす。

「隼も、郁君に自己紹介」

男子学生が前に出て、僕に手を差し出す。

「初めまして♪」

渉さんと同じく、笑顔で僕に自己紹介をしようとする男子学生。

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