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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第9章 ~愛の気持ちを伝える夕陽~

「急に言われても、ちょっと…。」

「すぐに返事はしなくて良いよ
ゆっくり、考えて返事をしてほしい」

「うん
あと、好きになったきっかけ聞いて良い?」

僕としては、好きになったきっかけが知りたかった。

「ずっと一緒にいるうちに、いつの間にか好きになったってよくあるパターンだよ」

「そうなんだ」

夕陽君は、僕をベッドの上に押し倒して僕を抱き締める。

「郁君、少しの間だけこうしてて良い?」

「うん」

数分間、夕陽君は僕を抱き締め続けた。

◇JR天王寺駅・改札付近◇

天王寺ホテルを出て、夕陽君が駅の改札まで見送りに来てくれた。

「郁君、またね」

「うん
夕陽君、ばいばい」

「郁君も、ばいばい」

夕陽君と別れ、改札を潜って駅のホームに向かう。

-夕陽視点-

「部屋に戻るか」

郁君の姿が見えなくなると、僕は天王寺ホテルに戻った。

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