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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第9章 ~愛の気持ちを伝える夕陽~

『で、今から少しだけ会えないかな?』

「良いけど、どうしたの?」

『明日の朝、大阪を離れて東京へ帰るからその前に
ちょっと話があるんだ』

話って何だろう?

「うん、良いよ」

まあ、会った時にわかるか。

『天王寺ホテルの前で待ってるから、来て欲しいんだけど…。』

天王寺ホテルって確か、ソングボーイズが泊まってるホテル…。

「わかった
それじゃあ、今から学校出るね」

『ありがとう
少ししたら、ホテルの前で待ってる』

通話が終わり、南君を見る。

「南君、ゴメン…。
用事出来ちゃった…。」

南君に謝ると、南君はニコッとする。

「別に良いよ♪
それじゃあ、途中まで一緒に帰ろうよ」

「うん」

僕と南君も、教室を出て行く。

◇JR桃谷駅・改札付近◇

「南君、また明日ね」

「うん、また明日~」

僕と南君は、別々のホームに向かって電車に乗った。

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