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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第9章 ~愛の気持ちを伝える夕陽~

◇角川学園4階・1年B組◇

「小野、その包帯どうしたんだ?」

「いやぁ、ちょっといろいろあって…。」

「小野君、大丈夫?」

「うん、大丈夫だよ」

翌日、教室に入った途端に何人かのクラスメート達から、頭の包帯の事で心配される。

「郁、昨日の夜に研磨兄ちゃんから事情は聞いたよ」

自分の席に座ると、数多君が話しかけてきた。

「あぁ、うん…。」

「俺もさっき、数多から事情を聞かされたぞー」

「僕の知り合いも、実は昨日のそのイベントに参加してて、傷害事件があったのを聞いててさ
さっき、数多君達から話を聞いた時に、その被害者が郁君って知った時は驚いたよ」

「心配かけてゴメンね」

昨日のイベントに、南君の仲間も来てたのか。

「別に良いよ
郁君が無事ならそれで」

「そういえば、頭痛は大丈夫なのか?」

頭痛の事で、心配してくれる俊樹君。

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