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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第8章 ~ステージ上で倒れる郁~

「えぇ~~~~~!!!」

僕は、嬉しさのあまり立ち上がった。

そして、あの女は最悪と言わんばかりに叫んだ。

「おぉ、郁か」

「郁、運が良いな」

「郁君、やったじゃん!」

翔君、剣君、筑紫君が祝福してくれた。

「郁君、早くステージに来てよ~♪」

有里君に言われ、僕はステージに上がる。

「郁君、おめでとう♪」

「有里君、ありがとう
帰ったら、部屋に貼るね♪」

「ちょっと待ちなさいよ!!」

ステージから下りようとした時、あの女が僕達に向かって叫ぶ。

「何で、有里の特典もらえるのが私じゃないのよ!!
有里の知り合いっぽいけど、わざと知り合いに当たるように仕組んだんじゃないの!?」

女が叫びながら、不正をしたと訴えてきた。

周りもざわつき始めるが、女へ怪訝な眼差しをむける。

すると、有里君が少し前へ出て口を開く。

「すみませんが、お座り下さい
確かに、彼は僕の幼馴染で親友です」

「ほら、やっぱり!!」

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