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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第8章 ~ステージ上で倒れる郁~

「きゃあああああ、翔~~~~~!!///」

翔君ファンの女性は、喜びながらステージへ上がる。

「おめでとうございます
大事に使って下さいね」

「うん、大事に大事にする!///」

翔君から手鏡を受け取った女性は、ステージを下りて自分の席に戻った。

さてと、いよいよ残りは有里君の直筆サイン入りの、奏太のポスターのみ…。

「いよいよ残り1つは、僕の直筆サイン入りの奏太のポスターのみです!」

「有里、最後はお前がクジを引いて良いよ」

「翔君、ありがとう♪」

有里君は、箱の中に手を入れる。

「有里、いきま~す!」

残り1枚の紙を引く有里君。

僕の椅子の番号は、55番…。

「私、絶対に欲しい
他の人に当たらないで~」

頼むから、あの女だけには当たらないでほしい…。

「では、発表します」

みんなが、固唾を飲んで見守る。

「55番の椅子に座ってる方!」

「やった~!♪」

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