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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第8章 ~ステージ上で倒れる郁~

剣君から、模造刀『斬鬼獅子王緑剣』を受け取り、女の子はステージを下りて自分の席へ戻る。

残りは3つ。

翔君の手鏡、有里君の奏太のポスター、筑紫君のブロマイド。

「それでは、続いては」

翔君は、3枚目のクジを引く。

「80番の椅子に座ってる方、筑紫の直筆サイン入りブロマイドです」

「うっしゃあああああ!!」

「おお~、元気の良いおじさんだね~♪」

嬉しさのあまり、椅子から立ちがって叫ぶおじさんに、筑紫君が言う。

おじさんは、ステージの上へ上がる。

「おじさん、おめでとう♪
大事にして下さいね~♪」

「もちろんだとも!」

筑紫君からブロマイドを受け取り、おじさんはステージを下りて自分の席へ戻った。

「ラスト2つ
いったい、誰に当たるかな?」

そう言いながら、4枚目のクジを引く翔君。

「111番の椅子に座ってる方、俺の直筆サイン入り手鏡だ」

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