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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第7章 ~夕陽の郁への気持ち~

レジで会計後、ちょうどトイレ休憩から戻って来た歩さんに軽く挨拶してから、僕達はアメニイトを出た。

◇日本橋・アメニイト日本橋店の前◇

「お客様、お待ち下さい!!」

「「?」」

アメニイトを出て少し歩くと、アメニイトの方から大声が聞こえたので振り返る。

「万引き…?」

「箱の中身は、フィギュア2つかな?」

フィギュアが入ってる2つの箱を抱え、こっちに向かって走ってるガタイの良い男性と、その男性を追いかけている歩さん。

「こっちに来るよ」

「どうしよう」

どうするか迷ってる内に、僕達と男性の距離が段々と近くなっている。。

「邪魔だ、どけえぇえええええ!!」

勢い良く、僕達に向かって突っ込んで来る万引き犯の男性。

「郁君達、危ないから逃げて!」

僕と夕陽君に逃げるように、叫んで指示する歩さん。

その時、男性の靴を何かが掠めた。

「うわっ」

靴紐が解け、足をつまづいて転ける男性。

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