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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第7章 ~夕陽の郁への気持ち~

「あぁ~、郁君の匂い♪」

続けて、服の上から匂いを嗅ぎ始める夕陽君を見て、僕は夕陽君の頭を撫でる。

「ははは(笑)
夕陽君って、やっぱり動物で例えたら大型犬だね」

「ワン♪」

犬の鳴き声のマネをする夕陽君に対し、僕は微笑しながらまた頭を撫でた。

それから、1時間後ぐらい経ってお母さんが帰って来て、3人で少し話したあと夕陽君を駅まで送った。

そして、翌日の学校の放課後が訪れる。

◇角川学園4階・1年B組◇

「そんじゃあ、今日は稽古の日だから」

「僕は、部活だからまたね」

そう言い、教室を出る数多君と南君。

「郁、今日はどうすんだー?」

「今日は、日本橋で夕陽君と遊ぶよ~」

「そうかー
じゃあ、今回は1人で帰るよ」

「ゴメンね」

僕と俊樹君は、JR新今宮日駅の改札まで一緒に行く。

改札を出て、俊樹君と別れてから1人で日本橋へ向かった。

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