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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第1章 ~3人の友達~

◇桃谷商店街の本屋・1階◇

「うーん…。」

本屋に来た僕達は、それぞれ見たいコーナーに分かれている。

俊樹君と数多君は、格闘技コーナー。

南君は、芸能コーナー。

僕は、3人がいる位置を確認してバレないように、BLコーナー前にいる。

オタクで腐男子の僕は、中学生の頃それが理由で酷いいじめを受けた。

殴る蹴るはもちろん、性的ないじめみたいな恥辱な事も…。

受け入れがたいのは理解出来るけど、趣味は人それぞれなんだから、ほっといてほしいと思う。

「あ、良かった
2冊共ある♪」

僕は、BL新刊コーナーの棚から2冊のBL漫画を手に持つ。

「この2冊のシリーズは、人気かなりあるから1日で完売するんだよな…。」

だから、学校が終わったら本屋に寄るつもりだったのだ。

「よし、早く会計済ましてしまおう」

僕がレジに向かおうとすると、俊樹君達がこっちにやって来る。

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