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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第7章 ~夕陽の郁への気持ち~

◇JR難波駅・改札付近◇

改札付近に着くと、変装した夕陽君が笑顔で手を振ってくれた。

「夕陽君、待たせてゴメン」

改札を潜り、夕陽君のそばへ行く。

「別に良いよ♪」

僕と夕陽君は、翔君達が待つカラジャン難波店へ向かう。

◇カラジャン難波店2階・205号室◇

205号室に入ると、翔君達が歓迎してくれた。

「郁、久しぶりだな」

「郁、また会えて嬉しいぞ」

「郁君、会いたかったよ~!」

人懐っこい笑顔で、僕に抱きつく筑紫君。

「おい、筑紫!
郁君に抱きつくなよ~!」

僕から、筑紫君を引き剥がそうとする有里君。

「えぇ~、良いじゃ~ん」

「駄目だよ!
郁君、困ってるでしょ」

「僕は、全然構わないよ」

僕も、筑紫君を抱き締める。

「郁君までぇ…。」

「おいおい、有里
嫉妬深いのは嫌われるぞ」

「俺達と郁は、友達なんだ
外国では、友達同士のハグは普通だぞ」

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