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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第6章 ~一泊移住~

◇長野旅館1階・自販機の前◇

「ふぅ~、喉が潤った~」

僕と数多君は、カルピスを飲んでいる。

「よう、おふたりさん」

「一泊移住、エンジョイしてるかい?」

「晴希さん、始さん!?」

「2人が何でココに!?」

浴衣姿の2人の登場に驚く、僕と数多君。

「実は、俺達も今日たまたまココに、それぞれ有給で一泊の旅行で来たんだよ」

「会った時のために驚かせたくて、今日の朝に郁君にも言わなかったんだ」

「そうだったんですかぁ」

「普通に驚いたっすよ」

こんな偶然ってあるんだ。

「数多君だっけ?」

「郁君とは前に交換したから、きみも良かったら俺達とアドレス交換しようよ」

「良いっすよ」

数多君は、晴希さんと始さんとアドレス交換をする。

「それじゃあ、僕達はこれで」

「俊樹と南が待ってるので」

「うん、またね」

「一泊移住、楽しんでね~」

僕と数多君は、晴希さんと始さんと別れて部屋に戻った。

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