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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第5章 ~ソングボーイズ登場~

◇道中◇

-研磨視点-

「今日のイベント、かなり盛り上がったなぁ」

仕事帰り、俺は今日のイベントの事を思い返していた。

「ん?
数多からか」

着信音が鳴って、通話ボタンを押して電話に出る。

「もしもし?」

『研磨兄ちゃん
今、電話大丈夫?』

「仕事帰りの途中だし、全然大丈夫だぞ」

通話相手は、俺の3つ下の従兄弟の数多。

『あのさ、頼みがあんだけど』

「もしかして、いつもの特訓か?」

数多が頼み事って大体、内容は予想出来る。

『うん
今日、道場が休みだから特訓に付き合ってよ』

「アパートに帰って、少し休憩したらな」

特訓とは、ジークンドーという格闘技の特訓で、たまに特訓の相手をしている。

実力的には、俺の方が3倍強い。

『サンキュー、研磨兄ちゃん』

数多との通話が終わると、俺はこのまま真っ直ぐアパートへ帰った。

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