
僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
やっぱり、そのイケメンフェイスに劣らない
イケメンなセリフをサラッと言ってのける
潤くんを、改めてかっこいいって思ったし、
親友で良かったなんて、あんまり口には
恥ずかしくて言えないような事も思った。
……事は本人には内緒ね。フフフッ。
J「でも、今のセリフはめっちゃ、刺さったぁ」
なんて言う潤くんに
N「え?」
と、聞き返すと
J「相葉先輩に聞かせてやりたかったなぁ~
ニノの熱い熱い想いをさ!」
と言いながらニヤニヤしてた。
……あっ、勢いで吉高さんに言っちゃったけど
N「もっと凄い嫌がらせが待ってるかもね?」
って潤くんにフフフッって笑いながら
言うと、
J「なんかまだ仕掛けてきやがったら、
コレ!証拠のぶつを突き付けてやりゃ、
一発で黙んだろうよ!ハハハッ」
って……
潤くんが、ポケットから出したものは
スマホだった。
目の前でホレホレってゆらゆらさせながら
画面をタップする潤くん。
J「んっ♪」
そう言って僕にスマホをかざして見せた。
「ほぉんとぉ~二宮君さぁ、松本君とか相葉先輩
に可愛がられてるみたいだけどさぁ、女子から
見たらぁ、超きもいし、うざいからぁ~ってか
いい男なら誰でも、いいんじゃないのぉ~
フフフフッねぇ?やだぁ!」
「マジ、最悪じゃん!それぇ!可愛い系男子
なんてウザすぎぃ~」
N「撮ってたの!?」
潤くんを、僕は目を丸くして見た。
J「おぅ♪ばっちりだろぉ?ハハハッ」
……潤くんさすが。
抜かりない男。
僕はもう一度潤くんの凄さに驚かされて
N「潤くん探偵やったら?」
なんて言っちゃった。
J「ハハハッ!なんかしてきたら、こいつ
使おうぜ」
って。
本当に頼もしい親友が側にいてくれて
僕は、幸せなんだなって思った。
それは、口にはしないけどさ。
本当にありがとう。
潤くん。
