
僕のまーくん。
第39章 オープンな三角関係
そうだった。
まーくんの事が好きでバスケを、見に来てて
告白した女の子に、ハッキリと断ってくれた
んだった。
……しかも、僕の事聞かれて動じずに
その子にしっかりと僕の存在を教えたって
いう事実。
まーくんは、優しいけど。
その優しさは正しい優しさだと後から
分かった。
告白してくれた、女の子にもちゃんと
断る勇気をまーくんは、持ってた。
だから、その子も多分納得してくれたんだろう
って勝手に思ってる。
……現に、僕らの関係を広められたりって
事はなかったから。
そんな、まーくんだから僕は小さい頃から
本当に本当に大好きなんだ。
N「潤くん、僕……綾野くんの事話すよ。
それから、まーくんに会ってもらうよ。」
J「マジ?会わすのかよ?」
N「うん、綾野くんにも嘘ついたまんまなのも
嫌だしさ。まーくんにも、どの道、話さなきゃ
いけないしね。」
ニッコリ笑って潤くんに、ウィンクして見せた。
J「ニノ~ぉ、その可愛さがまたなぁ……」
また、髪の毛をワシャワシャされて
N「色々ありがとね。潤くん、ちょっと
見守ってて」
そう言って潤くんにまた、ニッと笑い返した。
