
僕のまーくん。
第13章 スマホ事件
「まーくん、早く!」
レンタル屋さんでかずくんが僕の海パンを選んでくれてる。
「こっちの色がまーくん、似合う!」
かずくんが選んでくれた、緑の海パンにした。
「かずくんは、これかなぁ?」
黄色の海パンを僕も、かずくんに選んであげた。
…………ん?
海パンってさ……
もちろん、上は何にも着ない訳だよね?
…………!!
ヤバいじゃん!
かずくんの白いキレイな肌が晒されてしまう!
しかも、かずくん狙ってる翔ちゃんもいる。
……僕的には嬉しいんだけど……
周りの狼さん達の目がね。
やっぱ、気になっちゃうよねぇ。
……そんな僕の思いなんか知らないかずくんは、
日焼け止めクリームを選んでいた。
「まーくん、着替え行こう!」
「うん」
「ねぇ、まーくん、後でさ、これ塗ってくれる?」
目の前で、にっこりクリームをプラプラさせながら、僕に見せるかずくん。
……………………。
塗る?
かずくんの生の素肌に触るんだよね?!
うわぁ!!
マジか!マジかぁっ!
嬉しすぎるっ!
しかも、かずくん可愛いおねだりの仕方❤
「もちろん❤喜んで!クフフッ!」
かずくんが泳ぐって言ってくれて、ばんざーい!!
「早く行こっ!!」
僕は急にテンション上がっちゃって、かずくんを急かした。
「恋人の特権タイム」
堪能させて頂きます。
