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Hello

第53章 可愛い人は ② * 山


智くんは必死で俺を押し止めようとする。

でもあいにく俺はやめる気はない。

サトコの姿で、智くんの色っぽい声が聞きたいんだ。


「はぁ……っ……翔くんって……!」

「ヌルヌル……」

「……やめ……」

「ほら、熱いのがどんどんでてくるよ?」

「変態……!」


だけど、ついに、智くんの頑張って閉じていた足が弛緩してきて。

俺の腕をつかむ手が、震え始め、息が荒くなってきたのは、智くんも間違いなく欲情してきてくれてる証拠だ。


俺は、智くんの手から落っこちそうなりんご飴を取り上げ、包装されてたビニールの上に置く。


「……翔くん……」


智くんはすがるような眼差しで俺を見上げてきた。
潤んだ瞳が、なんともいえない。

まるで、責任とれ、と言われてるみたいだ。

俺は、ふっと笑い、智くんの唇に再びむしゃぶりついた。
智くんは、さっきのように顔を背けることもなく、んんっ……と吐息を漏らしながら口を開けて舌を差し出してきた。
その舌を絡めながらぎゅっと肩を抱き寄せる。

そしてもう片方の下着に突っ込んだままの手で、今や硬く主張をはじめた智くんのモノをゆるゆると上下に扱き始めた。

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