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Hello

第53章 可愛い人は ② * 山

外で。

しかもまだ遠くには人が歩いてる時間帯で。

いつここも人が通るかわからなくて。

俺らはゲーノージンで。


そんな要素すべてが、かえって興奮する材料となってることを感じる。

お巡りさんに見つかったら危ないことをしてるのに。


でも……たぶんバレない。


根拠のない自信に満ちた俺は、智くんの唇を堪能しながら、指を妖しく動かした。

正直、なるようになれ、くらいの気持ちになっていた。


だって……


「……っん………はぁ……」

「智くん……もうちょい足開いて」

「だめ……ばれる……」

「大丈夫。暗いからわかんない」

「ん…………ぁ」


ぎゅっと目を瞑って、快感に耐えてる智くんが、めちゃくちゃ可愛くて!
やめるのがもったいないんだ。


智くんは、これ以上はいやだ、と、ふるふると首を振るが、俺はどんどん溢れてくるぬるぬるを、智くんのモノの先に塗りつけながら、低く囁いた。


「……可愛いよ」

「………翔くん………ぁ………」

「このままイッちゃお」

「浴衣……はぁ……汚れる……!」

「大丈夫……まかせて」


ささやいたら、智くんは薄闇でもわかるくらい顔を赤くして、吐息をついた。

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