
ジッパー様
第21章 ジッパー様との出逢い
そして夜、再び飯島家のパーティーに訪れると、複数の男性が私の周りに集まってきた。
「シホさん、今夜は私と過ごしませんか?」
「シホさん、まずは私と料理を楽しみながらお喋りしましょう」
「別室であなたとじっくり話したい」
仮面をつけた男たちは、誰もが優しい笑みを浮かべて私を誘ってくる。でもそばにいた父が全て却下した。そして彼らに条件を突きつけた。
「シホを抱くのは、婿として我が家に入れる者のみ。そして父親の監視下で行為ができる者のみとする」──と。
それを聞いて男たちは諦めて去っていった。しかし一人の男だけ残った。それは昨日無理やりキスしてきたルークだった。
「九条シホ、また来てくれて嬉しいよ。今日こそは君を抱く。僕たちの愛し合う姿をお父様に見せてあげよう」
「……っ……」
本気なの?と思ったが、父も条件を変えるつもりはなさそうで、私とルークと一緒に部屋の中に入った。
「シホさん、今夜は私と過ごしませんか?」
「シホさん、まずは私と料理を楽しみながらお喋りしましょう」
「別室であなたとじっくり話したい」
仮面をつけた男たちは、誰もが優しい笑みを浮かべて私を誘ってくる。でもそばにいた父が全て却下した。そして彼らに条件を突きつけた。
「シホを抱くのは、婿として我が家に入れる者のみ。そして父親の監視下で行為ができる者のみとする」──と。
それを聞いて男たちは諦めて去っていった。しかし一人の男だけ残った。それは昨日無理やりキスしてきたルークだった。
「九条シホ、また来てくれて嬉しいよ。今日こそは君を抱く。僕たちの愛し合う姿をお父様に見せてあげよう」
「……っ……」
本気なの?と思ったが、父も条件を変えるつもりはなさそうで、私とルークと一緒に部屋の中に入った。
