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COLOR’S~殺したのは私~

第64章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑪

「今日は飲み会だから遅くなる。朱夏と碧海の見張り頼むよ」
「ハイハイ。いってらっしゃい」

涼介に投げやりに見送られ会社へ向かう。

朱夏も碧海も息を潜めているようだ。

私に怯えているのか。

碧海に関しては失敗に終わったが確実に揺さぶられ心中穏やかではないだろう。

姑息な手を使ってでも一茶は手に入れる。

一茶は私と結婚する。

「おはようございます」

事務所での冷たい視線を一斉に浴びた。

何やら私を見ながらコソコソと話す者も居る。

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