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COLOR’S~殺したのは私~

第64章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑪

「白石さん、社長がお呼びです」

いつもタメ口の同期社員が敬語を使う。

ただならぬ雰囲気。

「失礼します」

社長は相変わらず椅子にふんぞり返っている。

しかしいつものいやらしい目付きとは違い失笑気味だった。

「社外で何をしようが構わない。だがね……」

社長はパソコンに向かって「見てみろ」といった具合に顎を突き出した。

私がパソコンの画面を覗くと社長はマウスでクリックした。

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