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「その代わり私もお願いがあります……はい……いいですか？……じゃ、詳細はメールで……失礼します」

碧海は電話を切るとメールを打ち始めた。

「佳菜子先輩って超肉食なんですよ」

沙羅が私に耳打ちする。

佳菜子先輩という女性を使って琥珀に仕掛けるのか？

私はどうすれば……

「碧海……私は……」
「沙羅お願い。沙羅の得意分野だよ。パソコン
使っていいから」
「ですね。実は弁護士を目指している時期が
あって」