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COLOR’S~殺したのは私~

第63章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑩

「へぇ……あの上司と続いてたの。それこそ琥珀が仕組んだことじゃん。で、再び弱味を握られたと……」
「ぅん……動画が送られてきて……」
「あの馬鹿に一人でそこまで出来るとは思えないけど……」

碧海が爪を噛んだ。

私たち三姉妹に共通する癖。

考え事をしながら爪を噛む。

碧海が電話を掛け始めた。

「この前佳菜子先輩にお願いされた研究ですけど、お手伝いしましょうか?」
『え─────ッ!!!いいの─────ッ?』

佳菜子先輩という女性は余程嬉しいのか興奮している様子で、私にも声が届いた。

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