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COLOR’S~殺したのは私~

第63章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑩

「琥珀も必死だねぇ……馬鹿なりに考えてんだね。で、朱夏。まだ言ってないことあるでしょ?」
「え……」
「脅されてるって言ってたよね」

先程まであれだけ笑い転げていた碧海の顔付きが険しいものへと変わった。

誤魔化すことは出来ない。

見抜かれる。

「宮路所長との不倫現場を盗撮されて……」

仕方無い。

嘘なんて付こうものなら碧海の魔の手に襲われてしまう。

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