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COLOR’S~殺したのは私~

第63章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑩

沙羅はそう言いながらパソコンを開くと物凄い速さで叩き出した。

そして原稿らしきものがプリントアウトされ、それをメールを送信し終えた碧海に渡した。

碧海は目を通すと「いいね」と今度は私に手渡した。

「近いうち琥珀から連絡があるはず。その時にこの原稿を読み上げて」
「こんなこと言っても大丈夫なの?逆にこっちが脅しにならない?」

碧海は不敵な笑みを浮かべた。

「大丈夫。琥珀は犯罪という言葉に弱いから。
後は上司とは別れたってことで話を進めて」
「あ……ぅん……分かった」

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