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COLOR’S~殺したのは私~

第63章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑩

沙羅……

あの沙羅か?

「あの……沙羅さんて……一茶と……」

上手い具合に言葉を発生出来ない。

「一茶くんなら知ってますよ」

呆気なく言う沙羅の頬を叩いた。

「ど……どういうつもりで私のこと脅してるの?そのお腹の子は一茶の子なの?」

沙羅の胸ぐらを掴もうとした私を碧海が押さえ付けた。

「朱夏!妊婦に向かって何やってんの!」
「この女が私を滅茶苦茶に!」
「滅茶苦茶にしてるのは朱夏でしょ!」

碧海は物凄い力で私を突き飛ばした。

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