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COLOR’S~殺したのは私~

第63章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑩

「沙羅は朱夏と初対面だよね」
「そうですけど……朱夏さん、説明してもらえませんか?」

沙羅はお腹の子供を庇うように撫で私を見据えた。

「だから……私を脅したでしょ?そっちが説明してよ」
「私が?なぜ朱夏さんを?面識も無いのに」
「私から一茶を奪おうとしてるんでしょ?惚けないでよ」

沙羅は碧海と目を合わせると同時に吹き出し笑った。

「私が一茶くんを?無い無い。神に誓って無いですよ」
「確かに沙羅と一茶は付き合ってはいたけどね」
「わぉッ!碧海さんてば、それ言っちゃいます?」

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