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COLOR’S~殺したのは私~

第59章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑨

「俺と本物の琥珀のSEXを目の当たりにしたおまえは、目を背けるどころか俺の視界から消えた。それで確信した」

あの時……哲也と琥珀のSEXを見ていられなかった。

あの時……自分で仕向けたとはいえ嫉妬心が芽生えた。

哲也を好きになった瞬間だった。

「ごめんなさい……」

分かっている。

謝って済む問題ではないことくらい。

9年もの間、琥珀に成り済まし哲也を騙してきた。

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