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COLOR’S~殺したのは私~

第59章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑨

「い……いつから……私が琥珀じゃないって……」

やっとの想いで口にした言葉は震えていた。

「本物の琥珀とSEXした時」

六年前……琥珀が哲也に襲われるよう仕向けた日。

そんなに前から哲也は勘づいていたのか。

「いくら俺が襲うという設定だったとしても
異常なほど拒まれたし……それに……」
「……ぅん」
「それ以前におまえを何回抱いたと思ってんだよ」

哲也は私を「琥珀」とは呼ばず「おまえ」と言った。

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