
COLOR’S~殺したのは私~
第57章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑨
二時間近くの通勤を終え、職場裏の駐車場に車を停めたところで携帯電話が鳴った。
非通知……誰だろう?
「もしもし?」
『白石朱夏さんですよね?』
聞いたことがない女の声。
「どなたですか?」
『フフッ……沙羅ですけど……分かります?』
沙羅って……
昨夜一茶が口にしていた……
新潟の期間限定の彼女……
私は言葉を返せずにいた。
『お分かりのようね。朱夏さん』
「ど……どうして私の名前を……番号まで……」
声が……身体が震え寒気がしてきた。
非通知……誰だろう?
「もしもし?」
『白石朱夏さんですよね?』
聞いたことがない女の声。
「どなたですか?」
『フフッ……沙羅ですけど……分かります?』
沙羅って……
昨夜一茶が口にしていた……
新潟の期間限定の彼女……
私は言葉を返せずにいた。
『お分かりのようね。朱夏さん』
「ど……どうして私の名前を……番号まで……」
声が……身体が震え寒気がしてきた。
