テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第38章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑥

哲也の指先が割れ目をなぞると、もっと触れてほしくて自ら脚を大きく開く。

「ぁんッ……てッ……哲也ッ……気持ちいいッ」
「琥珀はエッチだね」

哲也の前で琥珀になりすましてから四年の月日が流れた。

「琥珀」と呼ばれることにも慣れてきたが、やはりいつの日か「碧海」と呼ばれたい。

一茶の中で一番という称号を成し遂げたら、身を引き哲也に全てを打ち明けるつもりでいる。

その時が来たら哲也は私を「碧海」として受け入れてくれるだろうか。

こんな私を愛してくれるだろうか。

哲也が相手だと本物の琥珀のように臆病になってしまう。

まさか私が恋愛に振り回される女になるとは。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ