
COLOR’S~殺したのは私~
第26章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)④
「琥珀の浴衣着崩れしてない?」
碧海は平然と私の疑問を琥珀に投げ掛けた。
琥珀は一茶の方をチラッと見た。
「人混みがハンパなくてぇ。ね?一茶?」
いつからだろう……
琥珀が語尾を伸ばすような甘ったるい喋り方になったのは。
「ほれッ……たこ焼きと焼きそば」
「サンキュー。一茶の奢りね」
一茶が袋ごと碧海にたこ焼きと焼きそばを渡す。
その光景を羨ましく思った。
気心知れた友人のようだった。
かたや琥珀はこれ見よがしに一茶に寄り添うように座っていて悔しいけど恋人同士に見えるし回りの人々もきっとそう思っているだろう。
私の立ち位置だけが中途半端だ。
碧海は平然と私の疑問を琥珀に投げ掛けた。
琥珀は一茶の方をチラッと見た。
「人混みがハンパなくてぇ。ね?一茶?」
いつからだろう……
琥珀が語尾を伸ばすような甘ったるい喋り方になったのは。
「ほれッ……たこ焼きと焼きそば」
「サンキュー。一茶の奢りね」
一茶が袋ごと碧海にたこ焼きと焼きそばを渡す。
その光景を羨ましく思った。
気心知れた友人のようだった。
かたや琥珀はこれ見よがしに一茶に寄り添うように座っていて悔しいけど恋人同士に見えるし回りの人々もきっとそう思っているだろう。
私の立ち位置だけが中途半端だ。
