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COLOR’S~殺したのは私~

第26章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)④

「ぅん。一茶は相当参ってるみたいだよ」

琥珀……影に隠れてコソコソ一茶を狙っていたとは。

でも一茶が琥珀をよく思っていないなら安心した。

そしてこんな話を平然とする碧海も、
それほど一茶に好意を寄せているわけではないと察した。

「碧海……実は私ね……一茶と……」

碧海に一茶とのことを打ち明けようと思った。

しかし……

「お待たせ~」

琥珀が上機嫌で帰ってきた。

かたや一茶といえば怯えたようにソワソワしている。

琥珀の浴衣が着崩れしているようにも見える。

まさか……まさか……まさか……

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