
COLOR’S~殺したのは私~
第21章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)③
「どうしたの?珍しい」
久し振りとなる実家に帰ると、碧海は自分の部屋で涼しい顔をしながらタバコを吸っていた。
それは初めて目にする碧海だった。
「いつから吸ってるの?」
「高校入ってすぐかな。やっと堂々と吸える」
20歳になったからということだろう。
タバコひとつで碧海が大人びて見える。
格好も様になっている。
碧海は琥珀とは対照的で何でもそつなくこなし、それに併用してスポーツ万能で勉強も出来て、まさに文武両道である。
「凄い汗だね。シャワー浴びてくれば?」
「その前に碧海に話が……」
碧海は私にタオルを差し出すとエアコンのリモコンを手に取り設定温度を下げてくれた。
一気に汗が引いてくるのが分かる。
久し振りとなる実家に帰ると、碧海は自分の部屋で涼しい顔をしながらタバコを吸っていた。
それは初めて目にする碧海だった。
「いつから吸ってるの?」
「高校入ってすぐかな。やっと堂々と吸える」
20歳になったからということだろう。
タバコひとつで碧海が大人びて見える。
格好も様になっている。
碧海は琥珀とは対照的で何でもそつなくこなし、それに併用してスポーツ万能で勉強も出来て、まさに文武両道である。
「凄い汗だね。シャワー浴びてくれば?」
「その前に碧海に話が……」
碧海は私にタオルを差し出すとエアコンのリモコンを手に取り設定温度を下げてくれた。
一気に汗が引いてくるのが分かる。
