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COLOR’S~殺したのは私~

第21章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)③

何となく……自分にそう言い聞かせてしまう。

琥珀の就職先が一茶と同じ会社だということが引っ掛かっているということもある。

二人は偶然だと言っていたけど……

琥珀が高校生の頃、身に付けていたセクシーな下着が脳裏を掠める。

「琥珀ってエッチな下着じゃなかった?」

私の問いに悟史と哲也は腕を組み「う~ん」と唸っている。

きっと私と同様にあの下着を思い描いているのだろう。

「そう言われてみると、そんな気もするけど」
「普通じゃねーの?」

結構インパクトがある下着に見えたけど男目線と女目線では違うということか。

それにセフレ相手の下着なんて興味ないってことか。

悟史だったらそれも分かるけど哲也は琥珀に好意を寄せている。

好きな女の下着は気になると思うけど。

どうも腑に落ちない。

碧海は知ってるのかな。

碧海だったら私の中のモヤモヤを晴らしてくれるかもしれない。

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