
COLOR’S~殺したのは私~
第20章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)①
「琥珀がどうしたって?」
言葉は優しいが目付きは鋭く問い掛ける。
隣に座る朱夏が俺の眼光に気付かないのは分かるが悟史も哲也も俯いているせいで気付かず酒の勢いもあってか饒舌に語り始めた。
悟史と哲也が語る内容は想像の域を遥かに超え残酷であり、俺は終始耳を疑わずにいられなかった。
「俺ら琥珀ちゃんのセフレでさ~」
これを耳にした時、俺はどのような表情を浮かべていたのだろう。
三年前、忘れもしない朱夏が処女を喪失した同日、琥珀は悟史と哲也によって処女を奪われた。
よりによって、俺と琥珀が愛を育みあった神社でだ。
俺はそんなことも知らずに翌年ラブホで琥珀を処女だと思い込み抱いていた。
あの出血も生理だったと思われる。
悟史と哲也との関係を保ちながら俺との関係も続けていて、それは今も変わらずにいるらしい。
碧海が言っていたことも、あながち間違いではなかった。
いや……むしろ俺の友人のセフレという方が100倍タチが悪い。
言葉は優しいが目付きは鋭く問い掛ける。
隣に座る朱夏が俺の眼光に気付かないのは分かるが悟史も哲也も俯いているせいで気付かず酒の勢いもあってか饒舌に語り始めた。
悟史と哲也が語る内容は想像の域を遥かに超え残酷であり、俺は終始耳を疑わずにいられなかった。
「俺ら琥珀ちゃんのセフレでさ~」
これを耳にした時、俺はどのような表情を浮かべていたのだろう。
三年前、忘れもしない朱夏が処女を喪失した同日、琥珀は悟史と哲也によって処女を奪われた。
よりによって、俺と琥珀が愛を育みあった神社でだ。
俺はそんなことも知らずに翌年ラブホで琥珀を処女だと思い込み抱いていた。
あの出血も生理だったと思われる。
悟史と哲也との関係を保ちながら俺との関係も続けていて、それは今も変わらずにいるらしい。
碧海が言っていたことも、あながち間違いではなかった。
いや……むしろ俺の友人のセフレという方が100倍タチが悪い。
