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COLOR’S~殺したのは私~

第20章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)①

「大学の女なんてクソだよ。クソッ」

恐らく悟史は女子大生に相手にされないのだろう。

容姿も俺と一緒で背は低く顔も特別格好いいわけではない。

それに引き替え哲也は男の俺から見ても中の上くらいの容姿で、本気を出せば彼女を作ることくらい容易いだろう。

そんな哲也が信じられないことを口にした。

「琥珀ちゃんに会いて~」

……琥珀?

今……琥珀って言ったよな?

「バカ!ごめんごめん!哲也相当酔ってるな」

悟史が哲也の口を慌てて塞いだ。

琥珀と哲也……

考えたくもなく考えもしなかった組み合わせ。

厳しく問い詰めたいが隣には朱夏が居る。

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