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COLOR’S~殺したのは私~

第18章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)②

「ぁふぅんッ……一茶ぁッ……」
「ハァッ……ハァッ……琥珀ッ……」

一茶と琥珀が営む声。

思いの外、落胆はしなかった。

むしろ好都合。

何事もそうだが、最後というのが一番印象に残る。

モノマネ番組や歌番組でトップバッターが優勝するなんて聞いたことがない。

一茶の中でトップバッターだった朱夏の存在は霞んでいるだろう。

琥珀も今はこうして一茶を独占出来たと思っているだろうけど、いずれは霞み色褪せてしまう。

私という絶対的な存在のおかげで。

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