
碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~
第3章 青空と共に・・・流れる雲
優人は…私の両親に向けて
頭を下げたまま動こうとしない
『篠宮くん・・・君は・・・』
『お願いです・・・』
『君は・・・どうやって
どこから…そんな言葉が出てくるんだい』
『・・・』
『顔を上げて・・・』
優人は…ゆっくりと
顔を上げて・・・少し考え込む
『俺・・・は…なんて言うか
マリアが…この先…ええと』
『・・・?』
『何十年後とか・・・先々まで
シワクチャの
〃ばぁさんになったマリア〃も
見てみたい・・・っていうか』
『は・・・?』
『・・・???』
『ゆ…ゆぅちゃん?』
しわくちゃの・・・おばあちゃん?て?
『あ・・・いや、だから、その
えっと…なんつぅか
そんくらい…長い年月
人生を並んで…歩いて
ずっと…その姿を見ていたい
そんな事、思ったのは
マリアだけなんです・・・』
・・・。
『あとは・・・えっと
俺…頑丈なんで
マリアより先に死にません
先に死んで…悲しませたりしません
って…何言ってんだ俺・・・』
『篠宮くん・・・』
『す・・・すみません』
『・・・』
『この先何があっても
マリアがマリアらしく笑って
毎日メシだけは腹一杯食えるように
俺…頑張ります』
『・・・』
『なんなら
向こうでマリアの治療が終わったら
俺が一緒に
こっちに越して来たって構いません
そうすれば…マリアだって
ご両親が近くにいればきっと安心ですし
お二人も
すぐ側…すぐとんでいける距離にいれば
ご心配だって・・・半減させることが…』
『おいおい・・・篠宮くん・・・』
『それでも・・・どんな形でも
バカだと言われても
常識はずれであっても
マリアといられる方法がそれなら
俺は…なんだって構わないんです』
『・・・』
『方法があるなら・・・構わないんです
手立てがない…何も出来ないより
ずっと幸せなんです…俺にとっては』
頭を下げたまま動こうとしない
『篠宮くん・・・君は・・・』
『お願いです・・・』
『君は・・・どうやって
どこから…そんな言葉が出てくるんだい』
『・・・』
『顔を上げて・・・』
優人は…ゆっくりと
顔を上げて・・・少し考え込む
『俺・・・は…なんて言うか
マリアが…この先…ええと』
『・・・?』
『何十年後とか・・・先々まで
シワクチャの
〃ばぁさんになったマリア〃も
見てみたい・・・っていうか』
『は・・・?』
『・・・???』
『ゆ…ゆぅちゃん?』
しわくちゃの・・・おばあちゃん?て?
『あ・・・いや、だから、その
えっと…なんつぅか
そんくらい…長い年月
人生を並んで…歩いて
ずっと…その姿を見ていたい
そんな事、思ったのは
マリアだけなんです・・・』
・・・。
『あとは・・・えっと
俺…頑丈なんで
マリアより先に死にません
先に死んで…悲しませたりしません
って…何言ってんだ俺・・・』
『篠宮くん・・・』
『す・・・すみません』
『・・・』
『この先何があっても
マリアがマリアらしく笑って
毎日メシだけは腹一杯食えるように
俺…頑張ります』
『・・・』
『なんなら
向こうでマリアの治療が終わったら
俺が一緒に
こっちに越して来たって構いません
そうすれば…マリアだって
ご両親が近くにいればきっと安心ですし
お二人も
すぐ側…すぐとんでいける距離にいれば
ご心配だって・・・半減させることが…』
『おいおい・・・篠宮くん・・・』
『それでも・・・どんな形でも
バカだと言われても
常識はずれであっても
マリアといられる方法がそれなら
俺は…なんだって構わないんです』
『・・・』
『方法があるなら・・・構わないんです
手立てがない…何も出来ないより
ずっと幸せなんです…俺にとっては』
