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Everyday Love MORE

第3章 Toxic【青黄】





「ふッ、ん、んぅ!」

一方、ホージーは涙を流しながら卑劣な行いに耐えるジャスミンに興奮にしていた。
揺さぶられるたびに手錠が擦れて赤くなる手。ハンカチのせいでうまく声が出せず涎が垂れ流れている唇。いけないことをしているのだと実感させられるスペシャルポリスの制服姿。
全てにおいて己を昂らせた。
自分がこんなにも加虐体質だったとは思いもしなかった。
ホージーが何故このような悪行に走ったのか。
それは嫉妬心。まるで子供のような理由だ。
毎日、毎日顔を突き合わせ、共に戦っていればていれば男女の垣根を超えた絆が生まれるのは当然だ。
だが、プライドが高く執着心の強いホージーは我慢ならなかった。
ジャスミンは俺のもの。
そんな幼稚で、でもどす黒い感情が支配したとき、気が付けばジャスミンを押し倒していた。

「お前はこうでもしないと、分からないだろう?」

呻くジャスミンにホージーは冷たく言い放った。



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