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アホエロ小説

第1章 引っ掛けたら後悔しました。

小さな衝撃を背中のベッドが吸収する。さすが反動性が違うのだなぁとぼけっと考えながら今の状況を考える。



「え、えっ!?」



背中にはシーツ、上には目元に金髪がかかった端正な顔、ハラリとシーツの無為に広がる自分の髪の毛に、桐野はたった今目の前の男に押し倒されたのだと理解した。





「ろ、ロバートさん....??」



さっきまで寝ぼけていたはずの頭が覚醒して体温がわずかに下がる気がする。





「迷惑だと思うなら、これで返してくれ。」



そう耳元で囁かれ、腰が砕けるような甘美な快感が巡ると同時に桐野の唇は男に奪われていた。





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